着物を着付けるには小物選びも大切です
着物は、われわれ日本人の民俗衣装ですから、本来なら全員が着付けができてもおかしくはないと思います。しかし、徐々に着物を着る機会が減るとともに、着付けができる人が、昔にくらべると減ってきています。それでも、少しずつ着物がブームになってきており、町にはたくさんの着付け教室がありますので、着付け教室に通う人も多いのではないでしょうか。
また、
着付けの本や、ビデオ、DVDもたくさん出ているようです。それぞれ少しずつ着付け方が違いますので、自分が1番着付けやすいもの、自分の体型などにあった着付け方、見た目が1番きれいなものを選ぶのが良いかと思います。最近では、インターネットでも「着付け入門講座」などがあるようです。
これらを見ていると簡単なように見えても、実際にやってみると思ったような形にならないことも多々あります。毎日着付けていれば別ですが、着付けができる人でもたまにしか着付けをしない場合は、思ったように奇麗に着られなかったりすることがあります。日頃から時間のある時に、着物を着つけてみるのもいいとは思いますが、日常的に着物を着ることは多くありませんので、それも難しいこととは思います。
日頃にできない場合には、着物を着る前日などに練習をしておくとよいでしょう。前日に何度か練習しておくと、当日にスムーズに着つけができることと思います。特に帯などはしっかり練習しておきましょう。
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着物を着つけるには、たくさんの小物が必要です。着付けに必要な小物には次のようなものがあります。
・肌襦袢・直接肌に触れるものなので、肌にやさしく汗を吸収しやすい綿素材が好まれます。
・裾避け・着物のすそが汚れるのを防ぎ、すそさばきをよくするために大切です。 腰にあたる部分は綿で、スカート状の部分はポリであったりすることもあります。
・半襟・長襦袢の襟の部分に掛ける別布のことです。着物の襟が汚れるのをふせぐ役目もしてくれます。
・三河芯・半襟を縫い付けるときに、衣紋の形が崩れないように一緒に縫いこむ芯のことです。
・襟留め・着付けの際に、長襦袢と着物の襟を合せて留めておくものですが、洗濯ばさみでも代用できます。
・腰ひも・長襦袢を着るときに1本、着物を着るときに2本、また帯結びのときの仮ひもとして1本、合計4本使います。
・仮ひも・腰ひもとは別に1本用意します。二重太鼓を結ぶ時に帯のお太鼓の大きさを決めるために使用します。
・伊達締め・長襦袢や着物の上から絞めて着崩れを防ぐために使います。
・帯枕・お太鼓結びなどをするときに帯山の形に立体感を出すためのものです。
・帯板・帯をまくときに前板の部分に入れてシワがよらないようにするために使います。
・補正用タオル・着物を美しく見せるため、着崩れ防止のために使います。ウエスト用とヒップ用があります。
・足袋・普段着から礼装までまで幅広く使えるのが、白足袋です。
・和装ブラジャー・和装では、胸のふくらみをあまり強調せずむしろ胸全体をなだらかに整えたほうが美しく見えます。胸の豊かな人にお勧めです。
着物の着付け小物も、着つけがしやすいように変化してきているようです。シャーリングが入った腰ひもや、伊達締めもあります。シャーリングの入った腰ひもについては、ゴムが入っている為、体にはフィットしていますが、絞め具合があまりシャキっとしないような気がしますので個人的にはお勧めできません。また伊達締めについては、シャーリングが入っていても特に問題はないかと思います。
着物は着つけるだけではありません。小物選びも大切になってきます。
■伊達えり
昔は上等な着物は重ね着をする習慣があり、その名残で着物の襟元を華やかに見せるために使われるのが伊達襟です。着物との調和と季節感を出す色を選んでください。無地か地紋入りが一般的です。着物と同系色の薄い色を選び、上品に仕上げることもできますし、濃いめの色をアクセントとして使い、着物を引き締めてみせたりすることもできます。帯揚げや伊達じめの色とのバランスを考えながら選ぶと良いでしょう。
■帯揚げ
帯揚げも帯と同じように、着物の格に調和するものを選びます。礼装用の場合、基本は白ですが、総絞りや金、銀糸をあしらったものだと豪華さを演出できます。小紋や紬などカジュアルな装いのときは、帯揚げに個性を主張する色をもってくるのも良いと思います。帯と着物に溶け込み過ぎないようにメリハリをつけるような色合わせを心がけてください。着物に調和させるか効果色で選ぶかです。
■帯締め
帯締めは、帯を押さえるためのものですので、色だけではなく絞めるという実用性も重要です。糸を組み合わせて作られていますが、代表的なタイプとして、平らに組まれた平打ちと丸く組まれた丸組があります。礼装用には見た目のボリューム感も大切なので、色は白地に金銀をあしらったもの、平打ちなら幅の広いものを選びましょう。準礼装には、淡い色を使った上品なものを絞めて帯と調和させましょう。
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